目 次

vol.281-2008/12/01
 「第2回 合同音楽発表会が開催されました」
vol.280-2008/11/01 「小児期体罰で脳萎縮」
vol.278-2008/08/01 「全部屋を冷暖房にします」
vol.277-2008/07/01 「栄養士 福島千春が給食の取り組みを九州大会で発表」
vol.276-2008/06/01 「国は保育の責任を放棄しようとしているのか」
vol.275-2008/05/01
 「20年度は・・・・・ 副園長より」
vol.273-2008/03/01 「19年度を振りかえって」
vol.270-2007/12/01
 「初めての三園合同音楽発表会」
vol.267-2007/09/01
 「赤ちゃんとの愛着関係」
vol.264-2007/05/01
 「食 育」 最近「食育」という言葉に触れる機会が多くなったと思いませんか

第2回 合同音楽発表会が開催されました  ■■■■■vol.281-2008/12/01

去年から始めた、姉妹園の三園による音楽発表会が12月7日日曜日に開催されました。新宮町にある文化ホール「そぴあしんぐう」に各園の5歳児が親子で集合し、午前9時30分から12時まで合唱、和太鼓奏、器楽合奏など子どもたちが練習を重ねてきた自信作が披露されました。またたく間の2時間半でした。会場は温かい感動に包まれ、ご参加のお客様や保護者の皆様の盛大な拍手に子どもたちの充実感あふれる表情が印象的でした。

■ 運動会でもお馴染みの「つぼみ太鼓」では、保護者有志の「ぶち合わせ太鼓」が勇壮に前座をつとめた後、子どもたちの登場、大勢の観客を前にして臆することなく迫力ある演奏を聴かせてくれました。



■ 器楽合奏「うみ」では実に綺麗なハーモニーを奏でてくれました。指揮棒を見る真剣な眼差しは普段のやんちゃな青組さんからは想像もつかない凄味を感じました。



■ 今年の特別演奏は千早西小学校教務主任-佐伯誠先生によるテノール独唱でした。「大きな古時計」「オーソレミオ」「千の風になって」の三曲を歌っていただきました。最後に、三園の全員がステージに上がって「世界中のこどもたちが」を斉唱をしました。そして、大人も全員参加して「たき火」と「ゆき」を大合唱して幕を閉じました。

来年は白組さんの番ですよ、青組さんに負けないように頑張って下さいね、今から楽しみです。

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小児期体罰で脳萎縮  ■■■■■vol.280-2008/11/01

感情制御部分最大19% ・・・・・・・ 熊大准教授ら共同研究 ・・・・・・・ 抑うつなど原因に

小児期に継続的に厳しい体罰を受けた人の脳は、体罰を受けずに育った人より、前頭葉の一部が最大で約19%萎縮していたことが熊本大大学院医学薬学研究部の友田明美准教授(小児発達社会学)とハーバード大(米国)との共同研究で明らかになった。萎縮していたのは前頭葉の中でも感情をつかさどる前頭前野で、抑うつ状態や行為障害などの精神的トラブルを引き起こす原因とされる。体罰と前頭葉萎縮の因果関係が立証されたことで、体罰のあり方に一石を投じるとみられる。

■ 研究は、4〜15歳の間に「平手打ち」「むちで尻をたたく」という厳しい体罰を年12回以上、三年間以上受けた18〜25歳の米国人の男女23人を対象に実施。MRIで脳の断面図を解析した。その結果、同様の生活環境で体罰を受けずに育った22人の脳容積の平均に比べ、実行機能や情動と関連する前頭前野内側部が19.1%、共感や感動などの働きをする前帯状回が16.9%、感情や認知機能にかかわる前頭前野背外側部が14.5%、平均で小さかった。被験者の体罰を受けた年数は平均で8年6カ月で、6〜8歳の間に体罰を受けた人が最も萎縮の割合が大きかった。人間の脳は乳幼児期から成人期にかけて成長するとされ、体罰を受けて激しいストレス下に置かれた子どもの脳は、通称「ストレスホルモン」と呼ばれる副腎皮質ステロイドを多く分泌し、脳の発達を遅らせたり、一時的に止めたりすることが分かっている。今回の被験者は、体罰をストレスと感じた脳が、前頭葉の発達を止めたと考えられるという。研究成果は11月の北米神経科学会で発表される。
■ 友田准教授らの研究チームは、虐待を受けた人の脳の解析を進めており、これまでに@性的虐待を受けた女性の脳は視覚をつかさどる分野が萎縮するA言葉による虐待を受けて育った人の脳は聴覚の分野が萎縮する。という研究結果も報告。2005年の米国児童青年精神医学会議や07年の日本小児科学会などで発表している。
■ 体罰を受けた子どもで、まず目が向けられるのが怪我。次にトラウマ(心的外傷)などの心理的な悪影響だ。今回の研究では、脳が発達を止めるという第三の「傷」があることを明らかにした点で画期的だ。しつけ効果があいまいで虐待との境界線も分かりにくいとされる体罰のあり方に波紋を広げる研究成果となることは間違いないだろう。ただ、研究は米国で行われており、米国人を被験者としたものだ。日本国内でも同様の研究が進み、望ましいしつけや育児のあり方を考える資料が増えることが期待される。

(西日本新聞 10月23日 朝刊 抜粋)

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全部屋を冷暖房にします  ■■■■■vol.278-2008/08/01

昭和59年に大増改築をして、今の園舎の形になりました。その時、年少の部屋は当時最新の電気床暖房を施し、年長の部屋についてはボイラーでお湯を沸かし、全館にパイプでそのお湯を廻して各部屋を暖める方式の暖房設備にしました。それから24年経ち、ボイラーは老朽化し、お湯を廻すパイプも内部が錆で暖房効率がかなり悪くなってしまいましたので、春には全面的にやり直すことを前提にすべてを撤去していました。 
「灯油かガスか電気か」、「暖房のみか冷暖房か」色々と検討を重ねましたが、今年の夏の暑さを考え冷房も視野に入れる必要があるだろうとの結論に達しました。そして8月28日の理事会で全館を電気冷暖房にすることが決定いたしました。既に、年少組には冷暖房が入っていますので工事は年長組とホールを行うことになります。10月ころから工事が始まります、少々ご迷惑をおかけするかもしれませんがご協力をお願いいたします。

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栄養士 福島千春が給食の取り組みを九州大会で発表  ■■■■■vol.277-2008/07/01

「心と身体を育む食育実践」 ・・・ これまでの取り組みから一歩先へ・・・・・・・・第56回九州保育事業大会 in 沖縄

平成20年7月3・4日に行われた左記大会にて九州全域から集まった保育関係者約200名の前で、つぼみの取り組んできた給食について栄養士の福島が発表してきました。ご存知のように、普段は声も小さく、少々上がり性の彼女が実に堂々と発表し、多くの質問にも淀みなく答えていました。以下にその論旨をご紹介致します。

■ これまでの取り組み
近年、私たちの食生活は豊かになってきているが、「食」の大切さに対する意識が薄れ、生活習慣病の増加や食文化の消失など、様々な食に関する問題が広がっている。
このような現状から平成17年には「食育基本法」が制定され、福岡市でも「食育推進計画」が策定された。当園では、その以前より保育の内容の中で給食も重要な位置を占めると考え、保育園給食のあるべき姿を模索し、様々な取り組みを行ってきた。
(1) 3歳以上児にも温かい主食の提供(平成6年度〜)
(2) 陶器製の食器の使用(平成5年〜)
(3) クッキング保育(昭和63年〜)
(4) 作り手の思いを手づくりおやつに込めて
(5) 食べやすい調理方法の工夫
(6) アレルギー児への対応
(7) 子ども達のお当番活動と職員での配膳
(8) 給食の時間に介助をしマナーを伝えていくために
(9) 給食時間中のBGM
(10) サンプルケースとレシピも準備
これらの取り組みは、現在示されている「食育」の方向性に沿っているものであったと感じている。しかし、ここでもう一度原点に返り、食育基本法を意識しながら、今までの取り組みを基盤として、方針と計画を練り上げ、一歩踏み出した取り組みを考えていくことになった。

■ 最近の取り組み
(1) 食育計画の作成
法人内の三園で食育委員会を立ち上げ、食育計画を作成した。食育の取り組みについて、どのような配慮や連携が必要であるか、どの取り組みにもあるねらいや目的を持ち行うことの大切さなど、改めて考えさせられるものであった。
委員会では、特に朝食の大切さを伝えていきたいと、実態把握のため朝食アンケートを実施した。朝食の喫食率は、かなり高いものだったが、内容を充実させることとその重要性をもっと知らせていかなければと思った。作成した食育計画は、今年度年間カリキュラムとして実施し、反省点などをふまえ改定を行っていく予定である。
(2) 土づくり
野菜が苦手な子が多く、野菜を身近なものに感じ、そのおいしさを味わってもらいたいと野菜くずを利用した土づくりに取り組んだ。子どもたちと、給食室で野菜の下処理の際に出る野菜くずや果物の皮などを細かくしたものと米糠を土に混ぜ込んだ。
保護者の皆様も関心も高いようで、子どもにも保護者の方にも土づくりを通しておいしい野菜を作るだけでなく、無駄なものがないことや自然の恩恵など、多くのことが感じられているのではないかと思った。
(3)食育講演会の実施
親父の会が主催する講演会を年に1回開いており、今年は西日本新聞社の安武信吾氏にお話いただいた。話題になっている「食卓の向こう側」に関わってある方である。なぜ食が大切か、現在の食の問題点、様々な各地での取り組みを話され、とても心揺さぶられるものであった。保護者の方の反響もとても大きかったようだった。職員間でも食に関する話題が増え、自分達の食行動を見直す機会にもなった。
(4) 給食管理ソフト
平成16年より、福岡市保育協会が開発したソフトを使い、毎日の献立を作成している。すべて手書き、手計算でしていたものがパソコンから出せるようになったことで、作業時間の短縮につながり、食育に取り組む時間もより多く取れるようになった。

■ まとめと課題
食べることは生きること。食は命と健康の基本であり、豊かな人間性を育んでいく。これは大人も子どもも同じである。大人も見直さなければならないことがたくさんある。だが、私達大人が子ども達に援助し食の環境を整えてあげなければならない。朝食を始め、食が持つ大切な役割を保護者の方にも伝え、食に対する興味関心をより多く持ってもらえる働きかけを行っていきたいと思う。また、食経験による温かい関わりを通して「楽しい」や「おいしい」という気持ちが、「食べたい」「食べよう」とする意欲につながっていくため、保護者の方や保育士と連携を密にしながら、子ども達が食を営む力の基礎を培い、身体で感じ得ていけるような取り組みを深めていきたいと考えている。これからも、「おいしかったよ!」という子ども達の笑顔をたくさん見ていきたい。

【栄養士 福島千春】

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国は保育の責任を放棄しようとしているのか  ■■■■■vol.276-2008/06/01

少し固い記事ですが、今、保育園が置かれている 状況を分かって頂きたいと思いご紹介します。

平成19年度の「保育園」にかかわる動きは、保育指針の改定、認定こども園の本格実施、「子どもと家族を応援する日本」重点戦略検討会議の議論とあわせ、規制改革会議、地方分権改革推進委員会、経済財政諮問会議などで引き続き、保育制度の改革が議論の的となってきました。とくに平成13年、小泉首相が施政演説で待機児童ゼロ作戦を取り上げて以来、国政の重要課題として俎上にのぼった待機児童問題については、「新待機児童ゼロ作戦」として提起される等、制度改革についてにわかに現実性を帯びる状況となってきています。
社会福祉基礎構造改革で取上げられてから10年、保育園の仕組みを直接契約、直接補助に転換すべきという答申や意見が、本年度も内閣府の諸会議から相次いでだされました。全国の私立保育園の組織である全私保連ではその都度、見解を表明し、一貫して子どもにとって不利益となる仕組みの変更について反論し続けてきました。また、厚生労働省も規制改革会議や地方分権改革推進委員会等に、市場原理を目指した直接契約にすることの弊害や問題点を指摘してきました。
しかしながら、平成20年2月の経済財政諮問会議において保育に対する100万人の「潜在需要」があるとした民間議員による「新待機児童ゼロ作戦」に関する提案に対しては、厚生労働省としてもこの作戦にそって取り組む方針を全私保連をはじめとする保育団体に表明しました。現在全国約200万人の保育園児から5割増となるこの計画を実施する場合、国、地方とも財政難にあえぐ中で、仮にこれを実現させようとする場合、税制改革による新たな財源増を図るか、あるいは自由に企業が参入できる仕組みに変え保育園を市場化するか、という2つの道が考えられますが、これまで保育園が高コストであるといい続けてきた規制改革会議や経済財政諮問会議にとっては、後者の構想が比較的容易であろうと考えられます。
さらに一般財源化問題については、地方分権改革推進委員会が幼保一元化問題や最低基準の地方一任を主張するとともに、補助金改革として検討しており、21年度に地方分権一括法案として提出する予定になっていることから、依然として予断を許さない状況が続きます。
これらの方向がどのように具体化されていくのか、今年度以降は保育の仕組みの議論が大いに巻き起ることが想定される。子どもの最善の利益を考えるため、私たち私立保育園関係者は一連の動きに備えるとともに、各市町村の後期次世代行動計画の議論にも積極的にものを申し、現行の公的保育の重要性を訴えていく必要があると考えています。

全私保連19年度事業報告より抜粋加筆

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副園長より  ■■■■■vol.275-2008/05/01

20年度が始まり新しい生活に不安と期待でいっぱいの子どもたちは、泣いたりぐずったりといろいろな方法でその子なりの抵抗をしていたようです。
保護者の皆様は朝の登園時の泣き声に辛い思いや、我が子の思いを保育士さんはわかってくれているだろうか、お友達とうまくいっているだろうかとお迎えに来るまで心配でならなかったことでしょう。
自分の思いを理解し、かなえてくれる保育士やお友だちがいることがわかり安心できる関係と感じた子どもたちは、園生活にも徐々に慣れ笑顔が見られるようになりました。園での生活が毎日繰り返されることで生活の流れやきまりが少しずつわかり楽しい遊びを見つけ遊んでいます。
これからたくさんの遊びを通して
   ・テレビよりおもしろい遊びがあること
   ・ふざけるより真剣にやる方が楽しいこと
   ・みんなで遊ぶのはもっとおもしろいこと
   ・手やからだ、頭や心などいっぱい使うことは気持ちいいということ
などを身につけてほしいと願っています。        (副園長 大久保) 

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19年度を振りかえって  ■■■■■vol.273-2008/03/01

今年度も最終月になりました。子どもたちの成長はそれぞれのペースで、それぞれの個性で、確実に1年の時を刻みました。こちらの至らなさでご迷惑をおかけしたことも多々ございましたが、お陰様で、日々の保育はもちろんのこと各行事もつつがなく実施することが出来ました。保護者の皆様には多くのご協力をいただきましたことを深く感謝申し上げます。

■ 発表会のご挨拶で不覚にも ・・・・・・・・・
発表会をご覧になった感想を寄せて頂きましたが、我が子の成長発達に気づかされたことを感動的に書かれている方が多くいらっしゃいました。特に、プログラムの最後、青組さんの合奏については、青組さんの保護者ではない方もついつい涙ぐんだとの感想も沢山寄せられました。
毎年のことですが何故そんなに涙を誘うのでしょう。それは青組さんたちが紡ぎ出すハーモニーの美しさに感動し胸が高まっているのに加え、その「凛(りん)とした姿」から子どもたちの成長のエネルギーとかパワーをシャワーのように浴びているからではなかろうかと思います。私も入園当時の彼ら一人一人の様子や、日頃のやんちゃで甘えん坊な姿を脳裏に描きながら聴いてしまうので、曲のエンディングではどうしても涙をこらえきれなくなってしまいます。
それでも、ここ数年は最後のご挨拶に何とか涙をおさえてお話をすることが出来ていたのですが、年のせいか還暦を前に涙腺(るいせん)がゆるんだのか、涙で話が詰まってしまいお見苦しい所をお見せしました。それで、来年からは、青組さんの演奏の前にご挨拶をさせてもらおうと思っています。そして、青組さんの演奏を存分に聴かせてもらい思いっきり涙したいと考えています。白組さん期待してますよ。

■ 会場が手狭だとのご意見も沢山寄せられました。待機児童解消のための施策として市が定員増を要請していることに応えて園児数が多くなっていることもあり、皆さんに窮屈な思いをさせてしまっていることは確かです。そこで、来年は年少と年長の発表会の日程を分けて実施することを考えています。姉妹園のさわらび保育園も新宮つぼみ保育園も既に2回に分けて発表会を行っています。それらを参考にし計画を立てて取り組んでみたいと思っています。

■ オムツに関するアンケートをさせて頂きました。その結果は委員会の方から詳しく報告を致しますが、結論として、今まで通り布オムツを原則として使用する姿勢を踏襲してまいります。
とはいうものの、便利性を追求し新製品の紙オムツが続々とでている昨今、どうしても紙オムツをとおっしゃるご家庭のご意見も取り入れることにしました。ただ、交換の回数のことや使用済みの持ち帰りのこと等についてはご理解とご協力をいただくことになります。

■ 午睡中のチェックについて、昨年11月に北九州市の認可保育園で嘔吐物が原因で窒息死亡事故があったことを受けて、法人内で再検討を致しました。今まで福岡市の指導に従い、0才・1才の子どもたちは15分おきにチェックをしてきましたが、より一層、万全を期すため次のようにチェックし記録することにしました。

6ヵ月未満 ・・・・・・・・・・・・・・ 5分毎
6ヵ月〜18ヵ月 ・・・・・・・・・・ 10分毎
18ヵ月以上の2歳児クラス ・・・ 15分毎
赤組及び白組の午睡時 ・・・ 30分毎

4月から約55名の新園児が入園します。来年度も子どもたちの声がいつも楽しく響き合う保育園でありたいと願っています。子どもたちは、特に幼児期は、自らの力で成長するものです。我々大人はその手助けをするに過ぎません。化学反応でいえばその反応を手助けする触媒(しょくばい)のような役割を果たすようなものです。それでこそ自らを発露できる意志の強い人に育つのだと信じています。20年度もどうぞよろしくお願い致します。

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初めての三園合同音楽発表会   ■■■■■vol.270-2007/12/01

■ 輔仁会として初めて、姉妹園三園による音楽発表会が開催されました。新宮町にある文化ホール「そぴあしんぐう」に各園の5歳児が親子で集合し、午前9時30分から12時まで合唱、和太鼓奏、器楽合奏など子どもたちが練習を重ねてきた自信作が披露されました。またたく間の2時間半でした。会場は温かい感動に包まれ、ご参加のお客様や保護者の皆様の盛大な拍手に子どもたちの充実感あふれる表情が印象的でした。
■ 最初の演目は「つぼみ太鼓」、保護者有志の「ぶち合わせ太鼓」が勇壮に前座をつとめた後、子どもたちの登場、運動会の時とは違った雰囲気にも臆することなく迫力ある演奏を聴かせてくれました。
■ 器楽合奏「大きな古時計」では実に綺麗なハーモニーを奏でてくれました。指揮棒を見る真剣な眼差しは普段のやんちゃな青組さんからは想像もつかない凄味を感じました。
■ そして、最後は三園の全員がステージに上がって「はじめの一歩」を斉唱をしました。私には「小学校に行っても頑張るよ」と聞こえてきました。
■ また、特別ゲストに九響のコントラバス奏者吉浦氏が華を添えていただきましたし、最初と最後は大人と子どもたちの全員の歌がホールに響いたり、全員で音楽を楽しむ事が出来ました。太鼓で共演いただいた保護者の皆様、ホールの方を始め各方面でご協力をいただいた皆さんに心より感謝申し上げます。
■ 来年は白組さんの番ですよ、青組さんに負けないように頑張って下さいね、今から楽しみです。

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赤ちゃんとの愛着関係   ■■■■■vol.267-2007/09/01

新水巻病院周産期センター長/小児科部長 白川嘉継先生の講演より

先日、ある研修会で、白川先生の講演がありました。「養育環境と子どもの発達」というテーマでのお話でしたが、長年小児科医師として多くの母子に関わってこられた経験をもとにして、実例をあげたりスライドを見たりしながらのお話は頷けることが多く、是非皆さん方にも知っていただきたいと思いその一部をご紹介します。

◆ 基本的信頼感の獲得がまず大事です。子どもの健全な発達のためには特定の人(ふつうは母親)とのつながりが大切です。お母さんが我が子と愛着関係を持つことが必要です。
◆ 赤ちゃんは抱っこして心地いい思いをたくさんさせてあげるのがよい。新生児は20〜30pの間だけ見えあとはぼやっとしてる状態だそうです。抱っこしていればお母さんの顔だけがよく見えて心地よい思いができるのです。聴覚能力は高いのでお母さんの声はよく聞きわけることができます。
◆ 授乳は赤ちゃんの顔を見つめながら行うとオキシトシンという信頼感を高めるホルモンがたくさん分泌されるのでよい。テレビを見ながらとかメールしながらではいけません。
◆ 抱っこして目を見合わせ、互いに微笑み合い、いろんな表情を見せてあげる、いろんな声を聞かせてあげる。赤ちゃんは真似をして豊かな表情を身につけていきます。
◆ 2〜3歳の頃に第一反抗期がなかったら、将来異常行動をとる確率が高い。おとなしいいい子だったのに、という嘆きを聞くことがありますね。
◆ 絵本の読み聞かせはとても素晴らしいこと。 愛着障害(我が子に愛着関係が作れない、我が子を抱けないお母さんもいるそうです)の場合、発達に遅れが現れることがあるが、言葉の遅れに関しては絵本の読み聞かせを充分することで改善される。
◆ 生まれてから最初の1〜2年にたっぷり汗をかくことが必要。神経のシナプスは生まれた直後にたくさん作られるが、使われないと消えてしまう。汗をかくシナプスがなくなると汗がかけなくなり、将来熱中症になりやすくなる。
白川先生によると賢い子に育てるためには、乳児の頃は心地よい思いをたくさんさせ、小学校に入る前までは仲間とたくさん外遊びをし、また読み聞かせをたくさんしてもらうことが、重要なことだそうです。
勿論これはごく一部のことで、子育ての道のりは長く時には険しいものではありますが、将来子どもが「私を愛してくれた人のようになりたい」と思えることが大切という言葉で締めくくられました。

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食 育   ■■■■■vol.264-2007/05/01

最近「食育」という言葉に触れる機会が多くなったと思いませんか。

■ 食は命と健康の基本です。人が生涯にわたって健やかな生活を送り、豊かな人間性を育むためには、「食」を知り健全な食生活を送ることが重要です。しかしながら、近年、食の大切さに対する意識が薄れ、栄養のバランスの偏った食事や不規則な食事が増加し、その結果、肥満や生活習慣病が増えてきている現状があります。
このような現状を憂慮し、国は平成17年6月に「食育基本法」を制定し、平成18年3月に「食育推進基本計画」を策定しました。これを受けて各市町村でも地域の「食育推進計画」を策定することが必要となってきました。

■ 福岡市の食育推進計画では保育園における食育を次のような論旨で規定しています。
乳児期は、一人ひとりの状態にあわせたきめ細やかな授乳や離乳食を与えることにより、空腹を感じるリズムを確立させ、大人との安定した関わりのなかで、食の満足感を得ることができるように食べものへの興味や食べることへの意欲が高まるように努めること。
幼児期には、自分で食べようとする気持ちを大切にしながら、箸やスプーンなどを使って食べられるようにするとともに、近年増加している食物アレルギーに対しては、医師、保護者、保育園職員が密に連絡をとり、適切な対応を行う。さらに保護者に対する食事相談や食育情報の提供に努めること。周囲の大人や他の子どもとの温かい関わりを通して経験した「おいしい」という気持ちが、「食べたい」という気持ち、さらに「食べよう」とする意欲へと進んでいくため、子どもたちが心身共に健全に発育するよう家庭と連携を図り食育を進めなければいけない。
この目的を達成するために、保育園では以下の事項に留意して食育を推進する。

@ 食育計画を保育計画の中に位置づける
A 生活リズムの確立
B 密接な関係にある食欲と人間関係の基盤づくり
C いろいろな種類の食べものの体験
D 食生活に必要な基本的な習慣や態度の指導
E 楽しい食事ができる雰囲気づくり
F 食事を通して、自らも含めたすべてのいのちを大切にする心の育成
G 食事を通して、食材や調理への関心を高める
H 地域で培われた食文化の体験

■ 保育園における保育の内容で重要な位置を占めるのが給食であることは言をまたないところです。当園では、いち早く栄養士を雇用し保育園給食のあるべき姿を模索し、次に挙げるようなことに取り組んできました。

● 制度上、3歳以上児は主食を家庭から持ってくるのが原則ですが「温かいご飯を食べさせたい、旬の食材を使った混ぜご飯を作って上げたい」との思いで保護者の皆様に費用負担をお願いし実施した。
● 福岡市の指導献立が土曜日の給食は麺類であったのを、園児の活動量からいって土曜だから簡単メニューで良いわけはないと、主食副食の普通給食に変えた。
● 既成品の菓子ではなく、作り手の思いも一緒に食べてもらいたいとの思いで、おやつに手作りの品を準備するようにした。
● 化学製品の食器が安全面の上で疑問視されていることから、洗浄、消毒や保管の面での問題もあったが、陶器製の食器に切り替えることにした。陶器は落とせば割れることで食器の扱いが丁寧にもなったし、何よりも、食卓の雰囲気がより家庭的になった。
● 自ら食べるものを実際に作り、その楽しさを経験し、食への興味を育む目的で、保育にクッキングを取り入れた。
● 食事をする時間の雰囲気を醸し出すのも作り手の最後の仕上だと、給食の時間には自ら選曲したクラッシックを流すことにした。

これらのことは、歴代の栄養士が自らの職務範囲を超えるのを覚悟で積極的に取り組んできたことです。

■ 当園の行ってきた食事に関した取り組みは、「食育」の示す方向性と同じであったのだと思っています。しかし、ここでもう一度原点に返るべく、「食育基本法」を意識して法人として三園合同の食育研究の委員会を立ち上げることにしました。
今までの取り組みを基盤として、更に、しっかりした方針と計画を練り上げ、より良い食育を行えるようにしたいと考えています。今後ともご理解とご協力をよろしくお願い致します。

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